鞄
私はいわゆる鞄・バッグフェチで、
どこかに出かけるとついつい鞄屋さんの前で足を止めます。
もっと使いやすい鞄はないかと手に取り、
使わなければ良いかどうか判らないからと、
次から次に買ってしまいます。
海外旅行用の鞄ですら七つぐらい有りますし、
3ウェイの鞄、肩掛け鞄、ウエストポーチ、手持ちの鞄、
合わせれば30以上はあると思います。
それに全く使うことのないトートバックなどを含めれば、
50個近くはあるでしょう。
実際に使う鞄はほぼ数種類に限られるにもかかわらず、
この鞄探索の旅は、永遠に続きそうです。
いくつかの旅行鞄を購入するときに、
雨に濡れるといけないと思い、
ビニールカバーを一緒に購入しています。
しかし、たまたまその鞄を使う時には雨が降らず、
一度も使用したことがない雨用のカバーが有ります。
その鞄が使いにくく気に入らない時、以後あまり使わなくなるので、
一度も使われずに廃棄されるカバーもあるのです。
つまり、本来自分の役割を果たすことなく、人生が終わってしまえば、
何の存在価値もなく、ただ無造作に廃棄されるのみです。
人間とて同じことで、一人ひとり別々の役割が有るのにもかかわらず、その役割を知ろうともせず、またその役割を果たさず、
人生を終われば、その肉体を動かしていた意識は、
「役たたず」ということで、廃棄・消滅されるのみです。
存在しなくなるわけですから、二度と使ってもらえることなど有りません。
肉体が失われた後も、意識が消滅させられることのないように、
自分の役割をしっかりと果たすべく、
毎日真剣に生活することが求められます。
時間が有りません。
時節到来し、いろいろ変化し始めています。
急ぎなさい。
修錬をし、清浄化された心身で考え、行動をすることです。