自閉症スペクトラム 1

[増田]
次に、発達障害でも一番多い、自閉症スペクトラムについて教えていただけますか。

[発達の神]
この分類は比較的新しく、発達障害の治療法或いは考え方が、

医療分野でいかに迷走しているかという事を表していると思います。
原因についても現時点では脳機能の変異とされていて、
親の子育て能力には関係しないとしています。
多くの親が自分の育て方が悪いと思い込んで悩んでいることを思えば、
ひとつの前進ではあります。
また、自閉症スペクトラム障害の改善において、
他の神経発達障害同様、一般的には確固とした治療法は存在せず一生続いて、
現在では治療より療育や支援に重きが置かれています。

自閉症スペクトラムには、いわゆる発達障害として認知されている部分と、

そうではない部分があります。

これまで知られている発達障害は、

脳の中の状態にアスペルガー的な状態をつくり出す分野と、
アスペルガーではない言葉の発達の遅れを伴う者、
重度の自閉症というような分け方がされていますが、
その境界線が取り払われるような分類のされ方が、
この度されていますが、そのことも含めてお話を続けます。

我々が伝えたいのは、

自閉症スペクトラムというような分類に値する者ものの行動パターンは、
それををつくり出す脳の働きを与えられていることです。
それは、与えられた情報を元にプログラムが
脳の中につくられているという働きです。
意図されているような自閉的な行為をする為の脳のプログラムが
彼らに植え付けられています。