意念鍼  3

その通り馬先生に被術者の状態により
どこに鍼を打つべきかをお聞きし、
腕の確かな多くの鍼灸師に打つことをし依頼して、
何人かの被術者たちに試してみると、
「体中がチクチクした」とか、
「悪いところが良くなった」などの感想を得ることが出来、
確かに効果があるようでした。
そうこう何回か試している内に、
千葉の外れに住んでいてなかなかくることの出来ない
Yさんが暫くぶりにやってきました。
まったく この方法について話した事のない
このYさんにも試してみようと思い、
「今新しい功法を皆さんに体験していただいてるから、
Yさんも受けてみてよ。」と、お願いしました。
そして帯功の姿勢でその意念鍼を受けていただいたのです。
「何ですか、これは・・・・?」
終わるやいなや、Yさんは叫びました。
「何ですかって、意念鍼というものですよ。何か感じましたか?」
「感じたどころの話じゃありません。
もちろん帯功だと思っていましたから、
目を閉じて受け始めたのですが、
始まってすぐ増田先生の横に誰かがドンと降りてきて、
先生に話しかけ始めたんですよ。
すると先生はウンウンとうなずいて、何か合図をしたんです。
そうされたでしょう?」
「ええ、確かに。それからどうしました?」
「合図をしたとたん、私の周りに大勢ドタドタと降りてきて
一斉に私に鍼を打ち始めたんですよ。
ビックリしましたよ、全身何百本という鍼をですよ。
何なんですか、あの人達は???」
Yさんは、私が意念でしていることを全て映像で見たり、
体で実際に感じていたのです。
そして馬礼堂はその数年前に既に亡くなっていました。
搬音修練法を受講された方はお判りでしょうが、
私は亡くなった馬先生から情報を受け取って
鍼を意念で打っていたのです。
その後この功法は、
「鍼が出来るなら、灸でも出来るだろう」
「鍼灸が出来るなら、吸い玉も・・・」
「次には整体、カイロプラティック、整骨、」等と、
次々いろいろな方法が、
そして被術者に最適で一番効果のある組み合わせで選択されて、
同時に施術されるようになっていきました。