二上射水(ふたがみいみず)神社にて 1


先月中頃、富山県高岡市の二上山南麓にある神社、
二上射水(ふたがみいみず)神社に行く機会がありました。
この神社は、富山市と近接する射水市の名前が
社名の一部に入っているにも関わらず、
別に所在する射水神社と共に、現在は高岡市に鎮座まします。
特殊神事「築山(つきやま)行事」で有名です。
此処には、何度かお邪魔しています。
今回行って気になったのが、
本殿の後ろ、ご神体のおられる神殿の裏側、地面に四角く囲いコンクリートで造ってある水たまりがあることでした。
これは、わざと地面を掘り四角いかこいを造って、水をためているようでした。
そこで、神様に何の目的かを伺いました。
***
池の水は、清めの水となるものと、
そうではない屋根を伝って下に降りてたまる水とが混ざっています。
そこで、混ざった水が結局は清められていくという現れです。

建築上の水だめとして造られているのですが、
この水が、濁と清とが混ぜられて、

美しいものに変わっていくという、
我々の願いがこの水だめにはあります。
人はそうではなく、
屋根から清めの水が落ちてくることを望んで
この水だめを創っているのですが、
われわれはそれ以外のことを考えております。

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