祝詞 3
あくまでも私の意見ですが、
皇命(すめらみこと)とは、その昔の時代に、
神々全てをまとめていらっしゃる幹部集団に属する神のことを、
その様に呼んでいて、初代天皇「天の岩戸天皇」、
二代目「天の香具山天皇」、実際は3代目ですが、
現代的には初代とされている「神武天皇」など、
幹部集団中の神が肉体を持ってこの世を治められた為、
皇命(すめらみこと)と言われていたわけです。
実際には現代的に15代天皇「応神天皇」までが、
神であられた訳ですが、人々は明治時代になる頃まで、
人である天皇を皇命(すめらみこと)とお呼びしていたようです。
回り道をしてしまいましたが、
祝詞の原型は寿詞(よごと)であって、
神々が皇命(すめらみこと)に対して、
ご守護への御礼と忠誠を誓う言葉だったのだと思います。
その後、人々が神に対して、ご守護への御礼を申し上げる言葉を、
祝詞と言うようになったのではないかというのが私の考えです。