尖(とが)る 7
今までに述べてきた要旨から、香港の敵対する銀行の話しに戻ったとき、
刹気を送って相手の業績を悪くする画策をするということは、
相手に刹気を送るということの他に、
自分のビルから良い気も抜けるということでは無いのか?
と思い当たります。
強い意念で気持ちを送れば、悪い気となり、悪い気は突き刺さる気となって相手に届きます。
その攻撃力が、刹気となって大きな破壊力を持って相手に届きます。
自分の方がどうなのかといえば、悪い感情を相手に送れば、内に悪い気が溜まります。
「ほかのものを悪くする」その感情が内に溜まり、
悪い気も良い気も抜けるので、それは倍返しとなります。
相手への憎悪の気持ちを自分が持ち続けるのですから、
自分の悪い気と相手への悪い気を二倍持つことになるのです。
そして、刹気と良い気が同時に抜けます。
物の形状、これは人と同じかも知れませんが、
尖(とが)っていれば良い気も悪い気も抜けやすいと言えます。
心も尖(とが)ること無く、丸くあって欲しい物です。