イバラの道
目新しいことが、自分の視野を広げて、自分にとってプラスになります。
そうした場合には、必ず努力することが伴うのです。
努力をすれば、新しい事象への挑戦は、
必ず自分のものとなり、獲得したことはプラスになります。
しかし、分野が新しくなることは、負担も多いものです。
その負担から逃れる為に、次々と新しいことに勝手な想像を巡らせて、
希望を見いだそうと期待するのは、単なる悪い癖です。
どんな状況でも、びくともしないで、
我慢し努力して自分の力と化していくことこそが、
自己の成長に繋がるものであり、
現状から脱する為に次々と仕事を変えたり、興味の対象を移すことをしていては、
何事も成就することはありません。
然るに、修練者の中で、
そのように移り気に何かをやってみたいというならば、やってみるが宜しい。
その場面で、自分にはどんな努力が出来るのか?
決して逃げ出さず、懸命に努力するならば、
必ず力になります。
何をしても、どんな仕事でも、良いかどうかは、
全て自分の努力の成果と言えるのですから、
常に人の為に尽くせるように自己が成長することしか有りません。
身体は老い、体力はいずれ失われていきます。
その身体の能力の老化は、神々とて、人に対して止めることはしません。
修練によって身体の機能を高め、精神の充実を図りながら、
自己を成長させるのが、修練者として神の道を歩く者にとって、
第一に選択しなければならない道なのです。
その道を選べた者こそ、真のチャンスが与えられるのです。
イバラの心で、イバラの道を歩くのを止め、
柔らかで清々しい心で、神の示す道を、
縁ある者と共に歩くことを求めて行きなさい。