気絶神倉温熱鍼法 34

膠原病の人の背中 4

代表的な膠原病患者の状態では、

肺が片面だけ、殆ど使われていない事などがよくあります。

機能していないほどに萎縮してしまいます。

萎縮すると同時に固く、細胞が硬化して、肥厚し増殖するのです。

癌細胞が正常細胞を癌化させていくような増殖ではなく、

萎縮して固くなった細胞が、表面を肥厚させ、増殖する。

それはまるで、仲間を外には出さず、

閉じ込めて、この塊を増やしていくかのようです。

細胞は増すものの、細胞そのものは萎縮していくので、

その部分には気が流れていません。

その結果、筋肉がまるで無いような背中になって、

へこんでしまうのです。


神呪寺(かんのうじ):兵庫県西宮市甲山