気絶神倉温熱鍼法 25
蝶形紅斑は なぜ起きるのか 1
膠原病患者の多くに、蝶形紅斑
(目の下が蝶のように赤くなる)という症状が出ます。
膠原病という病気の概略を、ウキペディア(2014/09/03)より転載致します。
膠原病 (こうげんびょう、英: connective tissue disease [disorder]) とは、
全身の複数の臓器に炎症が起こり、臓器の機能障害をもたらす一連の疾患群の総称。
この名称は1942年にクレンペラーが提唱した名称である。
クレンペラーは全身性エリテマトーデス、全身性硬化症の研究から、
病態の主座は結合組織と血管にあると考え、
collagen-vascular disease と命名した。
これが膠原病と翻訳された。
類似疾患概念に、自己免疫疾患、リウマチ性疾患、結合組織疾患があるが、
膠原病はこの3つが重なった位置にあるとされる。
原因としては、血液中にある抗体が細胞核などと反応をして免疫複合体を形成しつつ、
『(A)組織に沈着したり、(B)組織を攻撃する』
ことで発病すると考えられ、死亡に至る場合もある。
典型的な症状として発熱・皮疹・倦怠感・関節痛・関節炎・筋肉痛
・内臓病変・レイノー現象などがあげられ、’女性に多いのも特徴である。
遺伝的要因と環境要因が発症に関与するとされる。
慢性に経過し、寛解と再燃を繰り返しながら進行することがある。
多くの場合に自己免疫疾患としての機序が関与していると考えられており、
完全な病態の解明は、未だ成されていない。
現代での治療の主体は副腎皮質ステロイドを中心とする免疫抑制剤である。
近年ではTNFα阻害薬を中心とする生物学的製剤の導入によって治療概念が大きく変化し、
寛解導入率が飛躍的に向上している。
古典的膠原病
関節リウマチ (rheumatoid arthritis; RA)
全身性エリテマトーデス (systemic lupus
erythematosus; SLE)
erythematosus; SLE)
強皮症 (Scleroderma)
皮膚筋炎 (dermatomyositis complex; DM) / 多発性筋炎 (polymyositis; PM)
結節性多発動脈炎 (polyarteritis nodosa; PN)
混合性結合組織病 (mixed connective tissue disease; MCTD)
その他の膠原病・膠原病類縁疾患
シェーグレン症候群 (Sjögren syndrome; SjS)
顕微鏡的多発血管炎 (microscopic polyangitis; MPA)
Wegener肉芽腫症 (Wegener’s granulomatosis; WG)
アレルギー性肉芽腫性血管炎 (allergic granulomatous angitis; AGA)
(チャーグ・ストラウス症候群 (Churg-Strauss syndrome; CSS) ともいう)
過敏性血管炎 (hypersensitivity angiitis)
ベーチェット病 (Behcet’s syndrome[disease])
コーガン症候群 (Cogan’s syndrome)
RS3PE (remitting seronegative symmetrical synovitis with pitting edema)
側頭動脈炎 (temporal arteritis; TA)
成人スティル病 (adult-onset Still’s disease; AOSD)
リウマチ性多発筋痛症 (polymyalgia rheumatica; PMR)
線維筋痛症 (fibromyalgia syndrome; FMS)
SAPHO症候群
なお、リウマチ熱 (RF) については古典的膠原病に分類されていたが、
原因が判明したため、現在は膠原病から外されている。