『達磨大師の神』より 13


身体全体に、足全体、腕全体に、輪ゴムを締めて放すというような

筋肉に対して増田が発明した出毒素風呂に応用した

(血液、体液、気の流れに対する締めて放すことによる流れの強化)

そういうマッサージ効果を出現させています。

ただ単に、輪ゴムをはめたのでは勿論ありません。

その部分に負荷をかけることで、身体の奥の方からの凝りを和らげていくような効果もありますし、

出毒素風呂で応用されているように、その奥から邪気が表面に出て、

さらに外に排出され易いような条件を創るという作用も併せ持っています。

骨を洗う、筋肉を和らげる、そのことによって、座り続けても苦痛も無く、

まさに楽々と座り続けて、心を定めることが出来たのです。

そして更にそれだけではなく、座り続けることで、血流が悪くなって身体がやせ細ることもなく、

座り続けるにふさわしい筋肉が創られて、

100年座っても直ぐに立って歩けるという筋力が、座っているだけ培われたわけです。

それが、洗随経と易筋経の極意です。