無償 門前講座 2
2.輪腕和二(わわんわにゃん)
名前は冗談みたいですが、功力はピカイチです。
(1)舌を上顎に付け、肛門を軽く引き締め、持ち上げます(このことを提肛と言います)。
(2)「輪腕和二(わわんわにゃん)」と心の中で唱える(黙念)。
元極功法は訣の力を使って、功力を作用させています。
この「輪腕和二(わわんわにゃん)」功法では、功法名が功訣になっていますので、
よってこの功法名を唱えることは必須事項となります。
この二つのことを行わないで、形だけをしても、効果は微々たるものになってしまいます。
(3)両手の平で、それぞれ逆の臂
(ひじ:この臂という字は、仏像などでよく「五眼六臂(ごがんろっぴ)」などと言う時に使われる臂です)
を覆います。
考え事をしている時のような形です。
この形で、以下の十二字真言を繰り返し唱えます。
む~、ひと~、ふた~、み~、よ~、いつ~、
むゆ~、なな~、や~、ここ~、たり~、う~
声に出して唱えても(声念)、頭の中で唱えても(黙念)構いません。
手の空いている時、癖のようにして行えば良いのです。
この形で黙念しているのであれば、人前でも怪しまれません(元々怪しい人は知りません)。
これによって、腕と臂、肩、両肩間で創られる無限ループ(∞)に気が循環するように流れます。
繰り返すことで、このループ内にある流れにくくなっている、
或いは流れなくなっている経絡(無形の気の流れる道)を、徐々に疎通します。
テニス・エルボー、四十肩、五十肩などに効果が有ります。
肩の痛みが症状に顕れている時でも、原因は臂関節の疎通が悪いことの場合もあります。
「輪腕和一(わわんわわん)」と両方を何度かやってみて、
「こちらだ」と思う方をお続け下さい。
(つづく)