『達磨大師の神』より 1
私が元極功法を修練し始めてから半年を超えた頃からでしたでしょうか、
自分の考えている脳の領域に、
時々何者かの意識が入り込んでくるようになりました。
それは自分で考えたのか、他人の意識が侵入してきたのか、
判別が非常に難しいものでしたが、
今まで考えたこともない範疇の事柄だったり、
自分では決して使うことのない言葉使いだったりするので、
当初から判別が出来ました。
例えば、夜中熟睡中に、突然
「108体の観音様がお入りになります。」
と、聞こえた次の瞬間、全身あらゆる所に、ボコボコボコと、
体内に何かが入ってくる感触があったりしました。
熟睡していたのに完全に目が覚めて、
暫くは目が冴えて眠れませんでした。
それまで、無神論者で観音様はおろか、神仏のことなど、
殆ど考えたこともない私が、夜中にそんな夢を見る訳もなく、
「何なんだ、一体これは・・・・?」
と、自問し続けたものでした。
そして、暫くすると私の周りに突然同じように外部からの声が聞こえ、
「増田に伝えろ!」
と、頻繁に伝言を携えられる者ものが次から次へと現れてきました。
それから二十年以上で、ほぼ二十人ほどは居ると思いますが、
そうした役割の方々が、私にいろいろなことを伝え続けて下さっています。
(その中の半分以上は、その内元極との縁が無くなって、
聞くことも出来なくなっています。)