「達磨大師の神」と話す 8
易筋経とは
座ったままにして筋肉を緩める、座ったままにして骨を緩める、それが私の二つの方法です。
座りながらにして疲れを知らず、座りながらにして安静にしていて運動するがごとしの状況を、
必然性の中で考えついて発見しただけのことです。
腰が痛くなり、筋肉が固くなり、じっとしていては何時も何か物足りない。
身体を動かして運動したい衝動に駆られます。
しかし、動いては、精神の修行ができません。精神の統一が乱れます。
そうではなくて、座って姿勢を正したまま、安らかに座り続けるためには、
骨を緩め、筋肉を緩め、筋肉に気を巡らせ、身体の隅々まで気を届ける。
そういうことへの私なりの回答が、この易筋経です。
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