「達磨大師の神」と話す 10
## 易筋経を清昇濁降に作用させたとき、効能はどうなるのか?
増田はもう既に受け取っていて判っているから、
私が細川に答えると、細川が受け取る言葉はとんでもない幼稚な表現になるので、
あえて詳しくは伝えません。
(通常、神に問いかけるのは増田、その回答を受け取り聞くのは細川が担当しています。
細川が受け取り不能の時のみ、増田が受け取ります。)
ひとつは、ゆるくなる。
骨を通じて、骨の関節と関節を通じて、身体の動きが柔らかくなり、ゆるくなります。
これは清昇濁降の作用と、あなたが別に開発した免疫の功法との相乗効果が、
関節をゆるくする点で期待できると思います。
しかし、脊髄はとても動きにくい。
もちろん内臓の影響も受けてはいますから無理からぬこともありますが、動きにくいところなのです。
この脊髄は立ち姿の土台として、よりよい形態にする為、
修練を繰り返して動かす功法なので、貴男の意図しているところも、
より緩めることで、もっと期待できる結果が生まれることになります。
洗随経をしても関節は柔らかくなる、易筋経を加えて、さらに柔らかくなる。
まあ、こうした事ですから、これらは相乗効果があります。
別々に経が存在してはいますが、どちらも身体の柔らかさを作っているのです。
身体の関節部分の可動域を拡げています。
それが、身体の免疫力も強化することに繋がっています。
座っていて少しも動かさないのだけれども、身体の動きも内面も鍛えていく経なのです。
別々でありながら、ひとつの目的に達するものです。