最新医学で、免疫力について見逃されているもの 5
黄帝は、むろん神でいらっしゃいますから、お呼びしてみました。
黄帝より
王の私を呼び出したところで、何を伝えることがあろうや。
私など、医学的な身体のことなど、何一つわかることなどありません。
しかしながら、その分野の卓越した者たちを集めて、
厚くもてなし、彼等に思い通りの仕事をさせた、
そういう功績が私にはあるだけのことです。
様々な埋もれている逸材を呼び出して、
彼等の中でざわざわと騒ぎを起こさせて、
その中で真実を読み取っていく者たちの、
意見を戦わせて出来たモノが、黄帝内径です。
私など、その者たちの感謝の気持ちを得て、
私の名前がつけられただけのことです。
私が何をしたというのでしょう。
仕方なく運命を受け入れて、生まれてきたのです。
私は、初めからその任務を受け取って、
仕事をするために神として生まれてきた人です。
何事も大成したのではなく、すべては神からもたらされたことを、
まとめ上げただけのことです。
私がまとめたのはなく、私の下に働く者たちがまとめあげたのです。
私が受け取った一言を言えば、それをきちんとまとめ上げる。
受け取った一言を言えば、きちんと整理する。
そういう者たちが居ての「黄帝内経」だと理解してください。
致し方なく、与えられた任務を遂行するために生まれてきた者であると、伝えておきます。
あなた方に話をしたいと思います。
あなた方に情報をたくさん渡しましょう。
しかし、間違わないようにしなさい。
昔の「黄帝内経」が、すべて正しいと思わないでください。
間違っているところがたくさんあります。
当時は許されなかったことが、たくさんあります。
許される範囲でしか書いていません。
そのことを把握した上で、ひもといてください。