最新医学で、免疫力について見逃されているもの 6
黄帝に伺います。
当時、無形の肉体と有形の肉体が、
重なっているという概念はなかったのでしょうか?
そういう考え方は、無かったといえば無かったのですが、
あったといっても間違いでは無いのです。
しかし、明確に重なっているという認識は持てませんでした。
何かしら肉体上を気が走り、気の存在を認めていたものの、
それが同じように肉体上に重なっているという、
明確な認識は出来なかったのです。
ただし、物質とは違う、無形の気の存在が、
物質に先に指令をして動かしている感覚は分かりました。
我々が解明できたのは、この程度です。
ですから、書物の中には、このことは書かれていません。
肉体をとおしての感覚でしか、気の存在には触れられていません。
しかし、無形の存在があるように感じていました。
われわれは、西洋医学とは違い、人の身体を切り刻んで、
中の内臓などを物質的に掌握することを好んでしていませんでした。
生きている者の身体から、推察するということをしていました。
死に至った者、病に至った者の身体を切り刻むということは、
死者の意向に沿わないという気持ちから、それらのことが出来なかったのです。
しかし、致し方なく外傷などで、亡くなった者たちの内部を見る機会はある程度あり、
内部の様子と肉体の様子で、
見極めていくということをしていた者は、おりました。