熱中症と老人 2
ほとんどの人は、毎日風呂に入ったり、顔を洗ったり、
歯を磨いて見える所はきれいにしています。
所で、見えない身体の中はどうでしょう?
生まれてこのかた、身体の中を洗ったことのある人はどれくらいいるのでしょうか。
ほとんどの方が、そんなこと考えたこともないはずです。
年齢を重ねるごとに、人の身体の中も汚れてくるのです。
つまり、邪気と呼ばれるモノが蓄積してきます。
その結果としての症状の一つが、加齢臭です。
邪気が蓄積してくると、溜まっている所が寒い、冷たいそして臭い感じがします。
また、その邪気が体表から外へ出て行くときも寒く感じます。
ご老人達は、身体の中で溜まった邪気の寒さが、
周囲の気温の暑さを上回るほど寒く・冷たく感じているのです。
しかし、周囲の気温は実際に高いわけですから、
その熱気は身体を蝕(むしば)み、
本人は寒いままに、熱中症になってしまうのです。
この原理は、気を扱ったことのないお医者さん達には絶対に判らない、
理解できない真理です。
ですから、ご老人に「水を飲みましょう、塩を取りましょう。クーラーをかけましょう。」
と、いくら言っても、本人は暑くないのですから、それらを履行しっこないのです。
まず体内をきれいにするやり方、邪気の排出方法を教えてあげて、
毎日やり続けられるシステム作りをしてあげることです。