病・怪我を治すということ 2
最新の医学ほど、その部分を切り取って癒す方法をとりますが、
その一部分が悪いからといって切り取ってしまうことで、
全身の調和がダメージを受けてしまいます。
欠けた部分を補うがために全身はどれほど無理をして、
補うことばかりに気(エネルギー)を浪費して、
結果的に短命になってしまうかという事実に目を向けるべきなのです。
この功法によって、こつこつと修練を重ねれば、
一点を切り取ることなど必要がなく、
もし仮に、その一点が回復しないとしても、存在が残っていさえすれば、
その欠けている一点を全身が補って、
励まし合いながら機能していくことが叶います。
しかし、一点を切り取ってしまえば、
その部分は全く身体にとって機能しないばかりではなく、
欠損しているのですから、他のネットワークが補う事が出来ず、
助け合わない関係が出来ます。
病は病として、「一病息災」と言われるような生き方をすれば、
それは一つを補って、生命が保たれるしくみです。
「二つあるから、一つは取って良いだろう。」
これも違います。
二つあるのは、それなりに理由があります。
それを如実に表しているのが、肺です。
肺は左右一対とみられていますが、
右肺は上葉・中葉・下葉の三つの分かれています。
それなのに左の肺は、上葉・下葉の二つにしか分かれていないのです。
左右の五つの部位が、それぞれ違う働きがありそうだということは、
容易に想像つくではありませんか。
間違ってはいけません。
切り取っては ならないのです。
シグマDP2メリル