ステロイド 2
ステロイド薬は有功か?―2
ステロイド剤は、使い始めると一生使い続けなければならなくなり、
使っている限り副作用どんどん強くなって、ずっと悩まされ続けるという薬のようです。
医薬関係者の中にも、この薬の使用に反対の意見の方々も多いと聞きます。
「医薬ビジランスセンター」の出版物「薬のチェックは命のチェック」には、
アナフィラキシー・ショック
(薬剤に対するアレルギーの為に、急激に呼吸困難になって、
血圧が下がり死亡することもある病気。
アドレナリンとステロイドの緊急使用をしなければ、死ぬこともある)や、
急性のぜんそく発作などの緊急時以外の使用を戒めています。
また、実際アトピーなどを扱っている医療の現場の医師などにも、
経験的にステロイド剤では治らず、副作用の害の方が大きいと、
民間療法の模索をしている方々が多いようです。
ステロイド剤の効用は唯一、炎症の緩和であり、
多くの副作用を持つことを認識していなければなりません。
そして習慣性があって、長期には消炎効果も後退があるということです。
ですから、症状である炎症のみに惑わされることなく、
その炎症を起こしている原因を絶つこと、絶つ方法を模索すべきだと思います。