紫気東来 2
確か、私が元極を始めて6年目、1998年のことだったと思いますが、
当時私が講師をしていた日本元極学普及会(現在は存在しません)から、
20名くらいと共に蓮花山に年4回の特別講座を受講しに行きました。
その時、張志祥先生が、普及会会長に講座参加のお礼として、「紫気東来」の掛け軸を下さったのです。
その掛け軸は、元極碑林の中にある「老子が牛に乗っている絵と共に書かれた書」をそのまま転写した物でした。
「いいなあ。」と思って、見ていました。
今でも元極碑林には、その石版がありますから、
御覧になりたい方は、是非とも蓮花山に出向いて下さい。
その後、普及会の会長が、講座がまだ3,4日残っているのに、
会員を連れて桂林観光に行き、そのまま帰国すると言い出したのです。
私は、講座を受けに来たのだから、最後まで受講して一行とは別に帰ることにしました。
一行が、観光に出発して直ぐに、蓮花山の係の人が
「会長が、ホテルに掛け軸を忘れていったので、日本に持って帰って、渡して下さい。」
と言ってくるではありませんか。
「こんな大切な物を忘れていくか?」
と、ちょっと会長に腹が立ちましたが、了解して、預かることにしました。
蓮花山にいる間と、移動途中に泊まったホテルでは、その掛け軸を掛け続けて修練したり、過ごすことが出来ました。
その掛け軸からは、えも言われぬ三元エネルギーが溢れ出しており、
日本に帰って会長に掛け軸をお渡しする頃には、
会長が忘れていってくれたことに感謝する気持ちが涌いてきたほどでした。
私は数日間の間に、しっかりその掛け軸からのエネルギーを頂きましたので、
会長にお返ししたその後、その掛け軸からエネルギーが出続けたかどうかは、定かではありません。
中国から見て、日本は東の方角にあります。
そして、世界のどこから見ても、日本は FAR EAST(極東)にあたります。