ウォーキング、ランニング(朝日靴について)

先月末、理想に近い靴を見つけたことを書きました。(クリック1クリック2)


それを履いて実際に歩いてみた感想を今日は書いてみます。

この靴は、地下足袋を作ってきたノウハウから、人が自然に歩いたり走ったりするのに、

一番優しい形を求めて作られているのだと思われます。

間違った、かかと着地 のようなウオーキングが流行していますが、

その発想を全く逆手にとった、人本来の歩き方=下駄の感覚を呼び起こした靴として貴重な靴です。

地下足袋のような靴底のため、その素材が少々重いこと(反対に低重心で良いのかもしれません)や、

中敷きの素材の悪さなど気になるところですが、

靴を履くならば、このシリーズの 靴が、現状では他の靴に比べて圧倒的に良いと言えます。


何がよいかと言えば、指先を使って歩くという点です。

良い体重移動が出来る靴です。

これになれていけば、体重を常に前方に維持して、

指先で地を掴んで歩くことが出来ると思います。

実際に履くと、最初は鼻緒の部分に違和感があります。

指と指の間の根本に来るのではなくて、指の先の方に位置しているようになるからです。

しかし、歩き出してみて暫くすると、徐々に足が靴の中で前に動いていくのか、

鼻緒の部分は指の根本方面に移動してきます。

足の先半分くらいは、動きやすくなるようにワザと横広に為っているためでしょう。

それにしてももう少し、指の根本に来てほしい。

歩いていて気の付いたことがあります。

日之本元極の歩法の教科書には、

「踵の真ん中から、第二指に向かって足を前に出しなさい。」

と、書いておきました。

それが、この靴を履くと、自然にそのように歩けるのです。

下駄を履いて、極端な外股や内股では歩きにくいですよね。

足はしっかりと靴に包まれているにも関わらず、下駄を履いている感覚がするのです。

更に教科書の意識を持って歩けば、正しい歩き方は直ぐにマスター出来そうです。



先日ご紹介したウォークランド・シリーズは、

ちょっとお高いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

同じ考えで作られたチャンピオンブランドのファイナリスト・シリーズは、

ランニング用として出されているものですが、

ネットにて6000円ほどで買えますから、お買い得です。

こちらは、サイズが22.5㎝からありますから、女性でもOKです。

スポーツをするにあたっても、前方で地面を捉えて歩くことに、

意識がきちんと出来ることだと思います。


靴裏の色がねぇ~・・・・・・。夜間ランニング用で蛍光色らしいんですけど、何とかして貰いたいなぁ。


中敷きと鼻緒。

 シグマDP2メリル