発達障害は兄弟で発生することが多いけど、何故だろう? 5


化学物質や化石燃料による大気汚染も症状を加速させましたが、

放射能の汚染は人々の 根本的な遺伝子の変異をもたらしてきたのです。

100倍以上という数字は、驚異的な数字ですが、数字で表すのではなく、

「圧倒的な」という表現を使ってくださるとよいでしょう。

しかしながら、100倍以上という数字は間違っていません。

遺伝子の劣化がなければ、かけ算は成立しません。

悪化の要因があっても かけ算の原因が存在しなければ、大きな差は無いのです。


それでは、福島の事故後の子供達には、発達障害が起こってくるのでしょうか?

もちろんそうです。

現在の子供達にも影響がありますが、寧ろ大きな影響は次世代です。

そして福島のみ為らず、その影響は東北、関東、中部・・・・と、

広く広く日本全体、アジアにへと拡散していって居ます。

それらは残念なことに、頭の異常だけではなく全身の問題となっていきます。

癌の発生が、圧倒的に増えてくるのです。


被爆によって、癌の発生率が上がる事は医学的にも言われている事ですが、

身近なところで私も知っています。

私の義理の伯父の妹が、広島に原爆が落ちた時に、そこに住んでいて、

安否不明になったのだそうです。

そこで、伯父と弟が、原爆投下後一週間後に広島に行き、探し回ったのです。

当時、新型の強力な爆弾という事は聞いていたのでしょうが、

放射能の事など微塵も頭にない頃です。

妹は、その時、見つからなかったようですが、後日所在が判り、

良かったという事で月日が流れていきました。

何十年か後、妹は癌で亡くなり、伯父も全身あちらこちら、4回もの癌の大手術を受けました。

結局、全身骨にまで転移して亡くなりました。

そうして弟も、まだ存命ではありますが、既に何回かの癌手術を受けています。

終末の時を迎え、今後の子供達は、幸か不幸か、発達障害を問題にすることなく、

そして多くは癌を発症するまでの時間を与えられることなく、

消滅していくことになるでしょう。

シグマDP2Merrill(メリル)