人の構造について 4


肉体 2

一般には往々にして、症状としての有形有象の不都合のみを取り去ろうとして、
無形の肉体側にある根本原因を放置したままにしておくので、
繰り返し繰り返し同じような症状が出てしまう事になるのです。

ですから根治するには、どちらが原因でどちらが結果としての症状なのか、
或いは双方が影響し合っている場合もありますので、どちら側からの治療が有効なのか、
或いは両方側からの治療が必要なのかを良く見極める必要があります。

そして更に肝要な事は、どちらの肉体もそれぞれの脳によってコントロールされている事を忘れてはいけません。

脳が全身に信号を送り制御しているのですが、有形の脳と無形の脳もそれぞれ信号を送り合っていますし、
たすき掛けのように有形有象の脳から無形無象の臓器や全身にも信号は、送られているし、
無形無象の脳から有形有象の臓器や全身にも信号は、送られています。

よく「脳は本来の20%位しか使用されていない」と言われていますが、
とんでもない事です。

見えない領域で充分働いているのです。fig.12
に人間の有形・無形の肉体と、有形・無形の内臓関係図を示します。