人の構造について 6
意識 2
我々は普段、顕在意識の今世のみ(生まれてから今まで)の情報で生活をしています。
しかし、魂や本性というのは、顕在意識より遙かに多くの生まれ変わり、生き代わりしているので、
これまでに生きてきた膨大な情報や宇宙の情報をも持っているのです。
通常は、それらの情報を顕在意識の上にのせることはほとんどありません。
顕在意識も何回かの生き変わりをしていますが、
顕在意識の過去世の記憶を現世にダブらせることは混乱になりますから、
前世までの事は、すべて忘れてこの世に誕生してきます。
しかし、そうした情報の中で有益なものだけを顕在意識が的確に受け取り認識し、
今後の人生に有効に使っていけるようにする必要があるのです。
そこで魂や本性の持っている情報を、顕在意識にその都度引き渡し、
誤った道を歩かないよう、指導するのが魂の役割で、本性はそれを補佐します。
潜在意識は、顕在意識のを助けて、肉体コントロールに関与します。
しかし、あくまで黒子、裏方に徹しなければならない立場にあるのです。
そうしたそれぞれの意識が自分の役割をしっかりと果たす事が出来ている人々は、
現代では非常に少ないのです。
特に、顕在意識は他の意識の指導を受けて行動を決定しなければならないにも関わらず、
その声を聞こうともしていません。
物質的な欲と、感情にに左右されて生きている人が圧倒的に多いのが実情です。