控えておりました 7
神の過去の武将に対する評価は、続きます。
しかし、先ほども伝えたように、「ちょうりょう」は、それらの作戦を部下に任せていました。
良き部下に恵まれて、名を馳せた訳です。
歴史の裏側には、真実がたくさん隠されています。
伝えられているストーリーは、すべて、武将としてのリーダーが良かった。
というように書かれていますが、良い部下に恵まれている者が、
良きリーダーとして評価されています。
もちろん、良き部下の意見を取り入れるだけの懐があってのことなので、
よき指導者であることには、間違いはありませんが、それだけのことです。
諸葛孔明もまた、良き指導者の下で、力を発揮して神になった者ですが、
三国志のストーリーの武将の中で神になったのは、関羽だけです。
物語や、ストーリー性に、気を取られてはいけません。
本当の真実は別にあります。
苦心をして実際に働く者に価値があるのであって、
リーダーとして活躍する者に、価値があるのではありません。
(つづく)