放瀉貫頂・帯功について 7
今までお話ししてきた磐長姫の命も木花開耶媛命も、山の神と言われる神です。
山という山ほぼ総てに、一柱(神様を数えるとき、一人二人ではなく、一柱、二柱と数えます)ずつの神が配置されています。
そして山を司る神は、皆女神なのです。
男の人が、よく「家の山の神が・・・・」などというのはその名残です。
そしてその総ての山の神をまとめているのが、日枝神社に祀られる「大山津見の神」な訳です。
大山津見の神は、別名「山王様」とも呼ばれます。
木花開耶媛命は、富士山の守り神で、富士神社や浅間神社に祀られます。
便宜的には、二神は山王様の御子とされています。
磐長姫の命は、誰にも知られていませんが、人形峠の守り神です。
全国ほとんど主祭神としては祀られていません。
草津市渋川の伊砂砂神社くらいでしょうか。
(つづく)
写真をクリックすると大きくしてご覧になれます。