あせる―2
中医では臓器と感情の関係を謳っています。
臓器の病因の一つにも数えているくらいです。
それが七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)といわれるものです。
喜・心を損傷する 気が緩む
怒・肝を損傷する 気が上がる
憂・肺を損傷する 気が縮む
思・脾を損傷する 気が固まる(結する)
悲・肺を損傷する 気が消える
恐・腎を損傷する 気が下がる
驚・腎を損傷する 気が乱れる
一般に五臓と言って、心・肝・脾・肺・腎はカウントされますが、同じ臓が付いても膵臓は、その仲間には入れられませんでした。
しかし元極功法の深い人体探索によって、膵臓こそが臓器の管制塔とも言えるところである事が判ったわけです。
焦・膵を損傷する 気が離れる
七情に「焦(あせ)る」というもう一つの感情が加えられる必要があります。