注連縄(七五三縄)とは何か -6
5,3,7。中央に5、左に3、右に7。これが正しい置き方です。意味が良く判らないかも知れませんが、それが「しめ縄」の正しい表現の仕方といえます。右から、7、5、3、と読んでしまいますが(現在は文字を横に書いていくとき、西洋式に左から右に書いていきますが、以前の日本では右から左に書きました)、これは、正しい置き方ではありません。常に中央に来る5が重要な数字です。
縦に見るときには、5が始めに来て5、3、7と見るようになります。正面から見たときには、中央の5。縦一列に見たときには、5を始めとして、その数字が並びます。
5,3,7は重なって一列になるときも、5が最初で、3が真ん中で、7が最後に来ます。5、3,7この数は、約束事が決められた重要な数です。
これは、神のリーダー的な位置を示しています。5の神が中心になって、この場を守る。この場を指名して守ることから、はじまります。神の順列というのは、リーダーとして働くという意味であって序列ではありませんが、重要な意味を持ちます。
必ず、5の神が最初に来るような、見方をすることです。その「場を守る」約束事を持った数字の神の配列なのです。7、5、3と読んでしまうのは、世間の人に分かりやすいという点で了解されてはいますが、神の側から見れば、5が最初に来る読み方が正しい読み方です。
つづく…