うつ病と薬
本日(2009/12/26)、中日新聞に「うつ病 薬頼み 再考論」という記事がありました。
下に抜粋掲載いたします。
・・・・うつ病の患者数は・・・・1996年には43万3000人、99年には44万1000人とほぼ横ばいだったが、2002年には71万1000人、05年には92万4000人に急増。この10年間では2倍以上に増えている。
・・・・「なぜうつ病の人がふえたのか」の著書があるパナソニック健康保険組合の冨高辰一郎メンタルヘルス科部長、99年に日本で選択的セロトニン再取り組み阻害薬(SSRI)が抗うつ薬として発売されたことを重視する。「精神疾患の休職者数も99年ごろを境に急増した。この薬が導入されると、うつ病の患者や休職者数が爆発的に増える現象は、英米仏など欧米先進国でも共通して起きている」と指摘。
・・・・日本で発売されているSSRIは現在、「ルボックス」「パキシル」「デプロメール」「ジェイゾロフト」の4種。
・・・・「誤解だらけのうつ治療」などうつ病に関する著作が多いジャーナリストの上野玲氏は「セロトニンなどが不安定化して起きるという、うつ病の発病メカニズムは仮説に過ぎない。抗うつ薬が効かないとは言わないが、『万能薬』ではなく、薬さえ飲めば治るものではない」と指摘する。
更に「電子カルテに向かい、患者の顔も見ずに『薬を出しておきましょう』という医師もいる」と、投薬に偏りがちな現状を批判する。
・・・・沖縄協同病院の蟻塚亮二心療内科部長は回復の方向性について「うつ病の回復に対する見解は精神科医の間でも分かれるが、症状をゼロにするのではなく、発病時と同じストレス状況に置かれても、対処できる能力を身に付けることではないか」と指摘。
正に、元極功法は、ストレスに強くなる功法と言えると思います。むやみに薬ばかりに頼るのではなく、自らが強くなる道を選ぶべきなのではないでしょうか。