日之本元極の源流(4)

同じく張道陵について、三省堂 大辞林と、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』よりご紹介します。


出典: 三省堂 大辞林

ちょうりょう ちやう― 【張陵】
中国、後漢末の道士。道教の源流とされる五斗米道(ごとべいどう)(天師道)の創始者。蜀の鵠鳴山で修行して符書を著す。後世、天師と称された。張道陵。生没年未詳。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2007/06/07 08:47 UTC 版)

張 陵(ちょう りょう)は、中国における原始道教の一派である、五斗米道(天師道)の開祖である。

沛国豊(江蘇省)の人というが、その伝歴には不明な点が多い。また、一説では張 道陵(ちょう どうりょう)と称しているが、後世の付会であろうとされる。

蜀(四川省)へ行き、鶴鳴山(鵠鳴山)に入り、「仙道」を学び、「道書」24編を撰したという。

彼の教法の中心は、祈祷を主体とした治病であり、信者に5斗(日本の5升=9リットル)の米を供出させたことから、五斗米道という呼称が生まれた。

張陵の伝記は、晋の葛洪の手になる『神仙伝』に詳説されているが、多分に潤色を加えられた形跡があり、彼よりも後世の五斗米道の教説も混入している。

その教団は、子の張衡、孫の張魯へと伝わり、広まった。張陵を尊称して「天師」と呼び、子孫は龍虎山へと移住し、道教中の一派である正一教となった。

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