沖縄・首里城(1)

先日、神々に呼ばれて、沖縄に行きましたが、その目的は主に三つ有りました。
一つは既にお話ししました沖縄地に染み込んだ悲しみの想念を祓うことです。
二つ目は、沖縄に土着の神々にお会いして、今後この地を、より一層のご守護・ご指導・お導きをしていただくようにお願いしてくることでした。

その土着の神々が、何処にいらっしゃるかと言えば、首里城の中です。
首里杜館でチケットを買い、守礼門、歓会門、瑞泉門、漏刻門、を抜け、広福門をくぐるとその正面に首里森御御嶽があります。

通常は、左にそのまま登って正殿にたどり着くので、皆その首里森御御嶽は見向きもせずに正殿にへと上がっていきます。
狭い土地を意志の壁で囲った何本かの木が見えるだけですから、無理もないと言えば無理もありません。

しかし、そのちんけな場所こそ首里城内で一番重要な所な訳です。
案内書には、「場内にある礼拝所の一つで、琉球最古の歌謡集『おもろそうし』に数多く詠まれています。神話には、『神が作られた聖地である』と記されています。」
とは、書いてありますが、全く祀る意識も、敬う意識も感じられませんでした。

古くの人々は判っていたのに、長い年月の中でその尊い意識は変節してしまったようです。

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