海水から造った塩について(1)
塩には、いろいろ種類があります。海水から造ったもの、その中にもいろいろな製法があります。塩田における天日製塩法、イオン交換膜製塩法、揚げ浜式製塩法等。また岩塩や、海が堰き止められ湖となって、それが干上がって塩湖となり、出来た塩等・・・・。世界で使われている塩の、約40%が海水から造られるもののようです。
我々島国に住む日本人の感覚では、ほとんどが海水から造られていると思えてしまいますが、意外です。
そして日本の塩自給率は約15%と、お寒い限りです。
岩塩はどうして出来上がったかと言えば、海であった土地が地殻変動により地中に埋まり海水の塩分が結晶化し地層となったものな訳です。つまり元をただせば塩の全ては海水由来ということです。岩塩の製法は溶解採掘法と、乾式採掘法に分かれ、溶解採掘法は一度水に溶かし、煮詰めて塩を取り出します。この製法は不純物が混じらないので、食用として使えます。他方、乾式採掘は直接掘り出す方法で、ほとんど不純物が混じっていることと、硬いので食用として適しません。