伊太祁曽神社、高山市丹生川町根方 【ひだの神社 #027-02】
ひだの神社 #027
ひだの神社を順番にご紹介しています。(この項は、飛騨神職会発行「飛騨の神社」を参考にしています。)
伊太祁曽神社(高山市丹生川町根方)
白幣社
祭神 五十猛大(いたけるの)神
市杵島姫(いちきしまひめの)大神
由緒 当神社の創建は、第七十六代近衛天皇の久安六年と伊太祁曾神社の棟札にある。
一説に伊太祁曾は、日抱尊(ひだきそん)で、ヒダキとは巌岳(いだけ)の意であろうと言う。
里伝に元亨三年(西暦1323)信濃の守護職小笠原貞宗、小八賀郷を兼領し、目代(代官)を当地の笠根域に置き、当社を造営し、崇敬した。
その後再営しばしばであったが、戸田釆女正による元禄検地で、境内除地四畝歩を賜わった。
なお境外地字中島四二番地に二〇坪がある。通称「根方の大清水」と言い、柿本人麻呂の歌碑がある。
羈旅作 柿本人麻呂
斐太人之真木流云爾布乃河(ひだびとのまきながすてふにふのかは)
事者雖通船曾不通(ことはかよへどふねぞかよはぬ)
例祭 9月9日
氏子 32戸
境内 二反一畝三二部
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