金剛杵=独鈷杵、三鈷杵、五鈷杵。四国霊場40番「観自在寺」(1) 弘法大師・空海
「四国霊場88ヶ所」霊場巡り 40番 観自在寺は、弘法大師空海が開いた霊場です。大師が42歳の頃、弘仁6年(815)に開創されたと伝えられています。
この寺に、巨大な金剛杵(こんごうしょ)三本が安置されています。独鈷杵(とっこしょ)、三鈷杵、五鈷杵です。この三種が一般的で、他にも九鈷杵などが存在はしますが、殆ど見ることはありません。
通常の物は、16,7センチから大きくてもせいぜい20数センチメートルくらいの物ですが、ここ観自在寺の物は、70センチ位の特大サイズなのです。
現在残っている空海の図や、像などでは必ず右手に不自然な形で三鈷杵か五鈷杵を持っています。
参考:ウィキペディア「空海」は、こちら
これら金剛杵は、密教の法具で、宗教上の儀式にて使用される物ですが、色々調べてみてもその正しい使い方や、その存在の意味を正確に伝えているところは見あたりません。
正しくは、これらがどのように使われていたのか、次回お話ししたいと思います。
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