気功と薬物依存について  【気功講義 Vol.85】

我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。

「気功と薬物依存について」について、5回シリーズの2回目です。

鬱病の薬は覚醒剤と同じか?

 ついひと月前くらい(2007年8月時点)のことだったでしょうか?大量の薬剤をビニール袋に入れて所有している人が、簡易検査によってその薬剤から覚醒剤反応が出たため逮捕されました。後に抗鬱剤であったことが確認されて釈放されたそうです。

 鬱病の薬は、鎮静した気持ちや、陰鬱で不活発になった脳の細胞に対して、もっと、元気にもっと活発に働くように、働きかけるのです。もっと、興奮するように働きかけています。昔の技術では、それが不可能でした。まったく、違う効能をもたらしていました。しかし、現在の新しい「よく効く薬」というのは、程度の差こそありますが、結果的にはまったく覚醒剤と同じ働きをしています。気持ちが鬱病の薬で気持ちが高揚して治ったかのように感じますが、それは、依存を助長していることに他なりません。表向きに治った感じが起きても、薬が手放せない状態が起きます。成人してからの服用に関しては、ある程度、感受性が鈍いので、それほど深刻ではありません。しかし、脳細胞が確立していない、若年層の鬱剤の使用は、衝撃的なダメージを受けています。

 更に問題なのは、欝病の薬の主作用は、気持ちの高揚ではなく、「混沌」だということです。第一の主作用は、混沌とした状態になって、今の悩みを忘れるということです。そして、二次的作用として、「気持ちの高揚」があるのです。

 欝病の薬がどれほど問題が多く、状態を回復するのではなく、薬の依存性が高めるモノであることかということに注目をして下さい。 

 治りたい意志を持って修錬をしている者は、「心身共鳴神法」が有効です。薬の認識が間違っていて、服用しているのですから、さらに修錬をすれば相乗効果が望めます。これらの者達が薬の異常さに気がついて、その状況から抜け出そうとすることが出来るかどうかは、自己の判断に委ねられます。

続く・・・


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気功講義

Posted by masuda