脂肪と成長ホルモン 【気功講義 Vol.81】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「脂肪と成長ホルモン」について、3回シリーズの1回目です。
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成長ホルモンはインシュリンの抵抗性を上げて、血糖値を上昇させます。よって血中インシュリン濃度も上がることとなります。若い人達が、食べても食べても太らず中年になると太るのはこのホルモンの減少にも影響されているところです。成長ホルモンが増えると次の様な変化が現れます。
①インシュリンの抵抗性を上げる
②疲労回復作用、老廃物の分解促進
これらは新陳代謝と深く関わっています。
③血流の改善
これは上記2つの作用とも関連しています。
これらを見ると、特に医学知識の高い方の中には、「脂肪を減らすためには、効果が逆ではないか」と思われる方も多くいらっしゃるでしょう。
成長ホルモンが分泌促進される条件というのは、体中の細胞に充分に血液が行き届いている条件の時です。細胞に血液が十分供給されていれば、成長ホルモンが分泌促進されるのです。細胞の中に新しい細胞が他に必要であるという信号が、出されることになります。細胞の分割を促進させる役割が成長ホルモンにあります。
成長ホルモンというのは一種類ではありません。
①このホルモン本来の、子供の成長を促進する働き
②性腺の刺激をして、性ホルモンの分泌を促して、本来の成長を促進させる
③細胞の分割を促して、新しい細胞を創り出そうとする働き
④古い細胞を処理、処分して新しい細胞を創る準備をする働き
⑤他の細胞から新しい細胞を創るために必要なモノを取り出して、新しい細胞を創るモノの準備をする働き
続く・・・
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