功法と修練段階 4/6 【気功講義 Vol.67】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「功法と修練段階」について、6回シリーズの4回目です。
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では、何故同じ高い三元エネルギーの場に入っても、そのエネルギーを受け取れる人と受け取れない人の違いが出てくるのでしょうか?
通常の修練をしていない人は、体内のエネルギー貯蔵の場として、臓器が充てられています。
臓器の「臓」は、月偏は身体を表し、「蔵」は倉で貯蔵する場所の事を言います。臓器に蓄えられるエネルギー量は自らの身体を育んでいく、保っていくのに必要な量を蓄えておくのみです。
その点、元極功法の修練者は、修練によって「竅穴」という三元エネルギーの貯蔵庫を順番にいくつも造っていく事になります。そして造り上げた貯蔵庫に、これまた修練によってエネルギーを貯めていく事が出来るのです。受け取れる三元エネルギーの量は、各自の貯蔵庫の総量、つまり貯蔵キャパシティの問題だということです。
「腑」の「府」も倉の意味を持ちます。「蔵」は隠して貯蔵するの意味があるのに対して、府は公にして貯蔵するような意味合いを持ちます。「臓」が無形のエネルギーを貯める臓器で、「腑」が主に物質的な倉を意味して名付けられたのだと思われます。
それでは修練を良くして貯蔵庫をいっぱい造れば、三元エネルギーは体内に溜まるのかと言えば、それだけでは叶いません。二つの要件があります。
続く・・・
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