功法と修練段階 2/6 【気功講義 Vol.65】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「功法と修練段階」について、6回シリーズの2回目です。
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「階む」や「階ひと」の初期段階では、修練量と身についてくる功力はほぼ正比例します。
しかし「階ひと」段階の中盤からは、そこに前述しました「徳」のレベルが徐々に、そして上に昇れば昇るほど、大きく関与するようになってきます。
「徳」は毎日の生活の中で、自らの生活態度を「元極養徳標準」と常に照らし合わせ、少しでも理想に近づくように、修正をしつつ暮らすような心がけが必要です。
その節目となるのが、月に4回ある接功日です。
これは毎月の1、3、13、15日の0時の前後1時間、つまり前日の23時から当日の1時までの2時間の中で、掌門人に繋がって静功をしながら、反省をするという元極功法独特の修練方法です。
「階む」と「階ひと」の功法、合計7段階のやり方を覚えるのはたやすい事なれど、本当にそれらを身に付けマスターする事は並大抵の事ではありません。
事実、現在まで「階ふた」に実質的に進んでいる者は、十名に満たない数しか存在していません。ご自分ではその段階にいると思いこみ、「階み」までの功法を実施している者が結構いるのです。実質的な修練段階が、自らの「徳」レベルと判断すべきです。しかし、なかなか自分のレベルを正確に、そして謙虚に、受け入れられる者は少ないものです。
続く・・・
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