渡瀬(わたりせ)神社 高山市国府町 【ひだの神社 #007-02】
ひだの神社 #007
ひだの神社を順番にご紹介しています。(この項は、飛騨神職会発行「飛騨の神社」を参考にしています。)
渡瀬(わたりせ)神社(高山市国府町上広瀬)
銀幣社
祭神 和加宇加乃売(わかうがのめの)神
相殿 大八椅(おおやはしの)命
由緒 創立年代は不詳。飛騨国延喜式外十社の内で、藤原時平等の撰した「三代実録』に「清和天皇貞観九年十月五日庚午、授飛騨国正六位上度瀬神社 従五位下」とある。高堂城主広瀬氏・飛騨国司姉小路宰相入道等の信仰が、はなはだ厚かったと言われている。
通称「こうの宮」又は「国府宮」などとも言われ、近郷近在の人達の崇敬厚い神社である。
戸田釆女正の元禄検地に、加茂大明神宮地として一反三畝二十四歩の除地を附された。神社には、境内中央に横穴式の古墳が一基あるが、未発堀である。また、正面二百メートルに前方後円式古墳一基があり、県指定史跡となり、また、神社正面の南寄り五十メートルにも横穴式古墳が一基あって、町指定史跡となっている。
例祭 5月4日
氏子 410戸
境内 708坪
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