人は、食べずに生存可能か?【気功講義 Vol.44】
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
前回に引き続き「人は、食べずに生存可能か?」について、2回にシリーズの後半です。
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食べ物が、必要であるかないかということを考えたとき、食べる楽しみを失ってはいけません。現在のテレビ放送各社が煽っているような、食事の欲ばかりを追求することはありません。しかし多くの歴史が示しているように、大勢の者が集まり、同じ物を食べる。語らいをして、心を一つにしていく催しは、必要なことです。人が気持ちを通じ合い、気持ちを一つにしていくためにも必要なことです。
古来「直会(なおらい)」という方法をとって、神と人が話し合い、感じ合ってきたのも道理な訳です。
そうするならば、ものを食べない。という事柄を目的に掲げるのではなく、結果的に食べなくてもすむ。食べずとも生存することは可能であるという考え方を取った方が、より自然です。日之本元極の功法をもってするならば、それらのことが可能であるのです。
「人は、食べずに生きることが可能か?」
という問いに答えるならば、それは十分に可能であると断言出来ます。
不食(食事をしなくて良いこと)は「目的」ではなく「結果」です。
何人かの上級修練者では、もう既に実感していると思いますが、肉体は食べなくても滅びることはありません。「階ふた」以上の方法を実践できる者であるならば、それは天地のエネルギー、地と太陽、月、自然のエネルギーを受け取って、身体に定着することが可能ですから、物理的には何ら食べなくても飲まなくとも、無形のモノで補っていけるのです。
しかし重ねて申し上げますが、食べる楽しみを自ら封印することはありません。
日之本元極 亀仙人
PHOTO by Panasonic DMC-LX3