ひだの神社 #004
ひだの神社を順番にご紹介しています。(この項は、飛騨神職会発行「飛騨の神社」を参考にしています。)
険緒神社(高山市国府町三川)
銀幣社
祭神 日本武(やまとたけるの)尊
白山比咩(しらやまひめ)大神
県(あがたの)大神
由緒 成務天皇の御代、飛騨国造大八椅命が、尾張国小止興命(建稲穂命)に、熱田大神の神剣の組緒を乞い得て霊代とし、飛騨国鎮護神として祀った。(「飛太後風土記』・『国史所載再考録』)これが本社の創建である。
『三代実録』には、「清和天皇貞観十七年十二月五日、正六位上、光孝天皇元慶八年四月二十七日、従五位下、同従五位上」と記載されている。
代々の国造が、飛騨の守護神として祭祀を行っていた社で、降って源平の戦以降乱世の世となり、社殿は荒廃して御霊代も失い、剣緒の所以も忘れられていたが、天正年中(西暦1573-1591)金森時代に「剣神社」、元禄検地にも「剣神社」として、一反三畝歩の除地を賜わり、享保年間には「剣権現」とあり(『飛州志』)、いずれも里人の産土神として祭祀が行われた。
例祭 9月15日
氏子 65戸
境内 1,350坪
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