数多くある日之本元極功法について、功法別にご紹介していきます。
34.日之本元極功法 階ふた 静功
階ふた静功は一次元から六次元にて構成されています。
自らの効力を、常にきちんと検証しながら、順次着実に次元を上げていくようにします。
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日之本元極によって開発される数々の潜在能力、功法の原理など
我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「個の存在の評価について」について、3回シリーズの2回目です。
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かと言って手段を選ばずに、何をしても許される訳ではありません。その時、その時代の歴史の背景があります。武蔵が生きた時代には、平和的な手段では、何事も達成できなかった訳です。そういう手段しか選ぶことが出来なかった結果なのです。
今後、人の命を奪うことについては、もっと慎重に考えられるべきですが、全てを今の尺度で、過去の出来事を計ることは出来ないわけです。我々の尺度もまさにそうであるし、武蔵が生きてきた尺度も今では考えられないほどの「命」の尺度の問題があります。そのことは、しっかり鑑みて考慮されなければならないことです。
また、悪事について一言、言及するならば、「目立ちたい」「注目を浴びたい」がために、わざと悪事を働く者がいます。「世間の注目を浴びて、話題に上りたかった。」といって悪事を働く者が少なからずいます。その者たちは、厳に謹んで処分されるべき(人が人を処分することを言っている訳ではない)です。
後世に影響を与える事柄というのは、後世に希望を与えるような影響を残せるかどうか?というところが重要な問題です。そうではなく、ただただ目立つために奇異を衒(てら)って、独自の議論を拡げるために、自分の欲のために、世間に影響を与えようとする者がいてはならないのです。
個の存在、個の評価に関わっては、時間という一つの空間を越えて考えなければいけません。その存在そのものが、どれだけ多くの者の幸せを求めて活動できたか?に関わってきます。人と人との関
わり、自然と自然との関わりの中でどんな生き方が出来たかということです。そのことと同じように、時間も過去から未来に、未来から過去に同時に流れているのです。
続く・・・
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我らが師こと「カメ仙人」の気功講義をご紹介していきます。
「個の存在の評価について」について、3回シリーズの1回目です。
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個の存在が、どれほど有意義に生きることが出来たのか?という評価は、生き方そのものではなく、個の存在が、過去、現在、未来を通じて、どう生きたか?ということが重要になってきます。すべては、時の流れの中で、個の存在が決定されます。生き方そのものの、その時の善し悪しではなく過去から未来にかけて、その者が生きた結果が、歴史の中でどう影響を与えたか?どれほど多くの者たちに、そして歴史に影響を及ぼしたか?ということが大切な評価の基準なのです。
困ったことに、目の前の事柄に執着して、物事を早急に解決することばかりに、誰もが心を奪われます。それは、その事柄を「その時」に正確に判断することが出来ないからです。しかし、目の前の事象にとらわれてはいけません。
その者が置かれている状況がどうであれ、充実した生き方が出来たならば、それはそれで満足できるでしょう。しかし、その満足というのは、過去、現在、未来を通じて充足感が得られるかというとそうでないことも多いわけです。
究極の例をひとつ挙げましょう。
宮本武蔵は、13歳で初めて試合を勝利して以来、29歳で巌流佐々木小次郎を破るまで60余回の決闘をして人を殺しています。その後も大阪夏の陣、冬の陣を始め、島原の乱、等にも出陣しています。人を殺すという一点で見れば、最悪のことをしている訳ですが、その後彼は自らの足跡について、悩み迷って人生を送っています。座禅すること、書画に没頭すること、「五輪書」や「兵法三十五箇条」等の兵法をまとめることが、それを現しています。そしてその後、世に残したものや影響の大きさ故、偉大な評価を受けています。その武蔵が死の病床においてまとめた「独行道」二十一箇条は、晩年武蔵の思いの凝縮とも言えるでしょう。
「独行道」
一、世々の道をそむく事なし
一、身にたのしみをたくまず
一、よろずに依枯(えこ)の心なし
一、身をあさく思い、世をふかく思ふ
一、一生の間、欲心思わず
一、我事において後悔をせず
一、善悪に他をねたむ心なし
一、いずれの道にもわかれをかなしまず
一、自他共にうらみかこつ心なし
一、恋慕の道思いよる心なし
一、物ごとにすきこのむ事なし
一、私宅においてのぞむ心なし
一、身ひとつに美食をこのまず
一、末々代物なる古き道具を所持せず
一、わが身にいたり物いみする事なし
一、兵具は格別 よの道具たしなまず
一、道においては死をいとわず思う
一、老身に財宝所領もちゆる心なし
一、仏神は貴し仏神をたのまず
一、身を捨て名利はすてず
一、常に兵法の道をはなれず
保弐年五月十二日 新免武蔵 玄信
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