元極功法習い始めの頃―遠隔送気(4)
遠隔で気を送ったことで、泡を吹いて仰向けにひっくり返り、天井に向かって手足をバタバタとさせ続け、口が勝手に色々しゃべり出し、止まらなくなったAさん。30分以上も、そうしてわめきながらバタバタと一人で暴れていたそうです。
ようやく激しい動きは止まったものの、布団の上に座ったままブツブツと口は何かをしばらくの間喋り続けたそうです。
まるで他人の口のように、何をしゃべるのか、自らの思考とは隔絶された全く見当もつかない内容を話すのだそうです。
そうした昨夜からの経緯を私に電話で話していると、突然
「あらららッ~、左手がおでこにひっついて離れない、どうしよう。」
と言い出しました。
「一度電話を切って、右手で引っ張ってみて下さいよ。」
と、私。
「また、電話します。」
それから小一時間して、ようやく電話がかかってきました。
「30分くらい取れなかったんです。いろいろ力一杯、引っ張っているうちに、おでこの真ん中でベリッと大きな音がして、剥がれたんです。」
「そこは、玄関という場所で、奥に天目という無形の目がある所です。ひょっとして天目が開いたんではないですか?太陽を、肉眼でそのまま見て下さい。もし、開いているとしたら、今の時間であれば、そんなに眩しくなく見られるでしょう。でも眩しかったら、すぐ止めて下さい。目を悪くしてしまいます。」
(つづく)
元極功法習い始めの頃―遠隔送気(3)
それまでお会いしたことの無い程、とっても体調の悪い方に、自分にとって二回目、遠隔で気を送りました。電話が有ればすぐ取れるようにと、ずっと待っていましたが、その夜には、掛かってきませんでした。
翌朝早く、お電話がありました。
「私はどうなってしまったんでしょう?」
よくよくお聞きすると、
「気を送って下さるとお聞きした、8時前に部屋の真ん中に布団を敷き、その上に座って、お待ちしておりました。その時間になったら途端に、泡を吹いて仰向けにひっくり返り、天井に向かって手足をバタバタとさせ続けたんです。そのうち、口が勝手に色々しゃべり出し、止まらなくなりました。30分以上も、そうしてわめきながらバタバタと一人で暴れていたんです。」
「大学へ行っている娘が飛んできて、『お母さんが、狂ったぁ~。』と、もう少しで救急車を呼ばれる所でした。」
気を送った私も、その反応の事実を聞かされて、唖然とするばかりでした。
(つづく)