稲荷神社の「お狐様」は、神か?(2)
勿論、飼い犬や猫だけではなく、牛、馬など家畜全般、すべてが人と交流しています。そういう人と動物との意志伝達、交流がうまくいくように眷属が動物をコントロールしているのです。そうした仕事が眷属の役割です。
動物に働きかけて、動物が人の役に立つように、田畑で人の役を担い、人と共に労力の先端に立って働くように、人の文化を助け、人の労力となり農耕を助け、田畑の収穫を助けていくような、飼われた動物たちをまとめていくような働きを眷属がしています。
お狐様の形をしているのは、人が祭る時の象徴として必要だったのです。神の「きつね」から伝えられたことを「お狐様」の形をしていると受け取ったのです。
眷属は、動物を操るような力を持っています。
象徴として「お狐様」の形を人々が崇め奉っているので、それは否定せずに、ここまで来ています。
(つづく)
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浜名湖・舘山寺温泉(1)
浜名湖周辺で、最初に向かったのは、弁天島でした。
お呼びが掛かって、都合を付けたのに、朝から強い雨が降り続けていました。さっぱり上がりそうにもありません。
「せっかく行くのだから、着いたときくらい、降らないでほしいな。」
と思いつつ、到着前に昼食を取りました。
食べ終えて出てくると、なんと日が照ってるではありませんか。
弁天島、寸座峠、それから一、二カ所寄って、舘山寺の宿へ到着。
まだ、明るかったので、直ぐ横の愛宕神社と、舘山寺を見てこようとフラッと散歩に出ました。
愛宕神社でお参りすると、
「上にあがりなさい。」と言われました。
その上には、奥宮と、穴大師が有ります。
穴大師は洞穴の中に弘法大師達を祀ってあるとのこと。
そこまで来ると、凄い勢いで夕立です。洞穴の中で5分程居ると、サッと上がりました。
全く濡れることなく、全てお参りすることが出来ました。
当然のことながら、移動する前々に雨が降って場を祓い清めてきたというわけです。
稲荷神社の「お狐様」は、神か?(1)
稲荷神社の狐は、今まで話してきた「きつね」とは違って眷属のことをいっています。
なんで、宇迦の御魂の神の眷属が狐なのでしょうか?
実は、稲荷神社の眷属は、本来お狐様ではありません。狐として祭り上げられていますけれども、人と共に歩んできた「犬」つまり「けんぞく」です。
人の側にいて、人と共に生活をしている飼い犬や飼い猫がいます。そこに、神の操作、意識が入って、そのものたちが、人と共に生きて、人と交流し、人に知らせる役割をしています。その動物たちに、神の意識を反映させるべく、操作をしているのが眷属というわけです。
(つづく)