元極功法は、太一道から判るように道教を大きな柱としてはいますが、仏教、儒教、その他諸子百家の良い所を取り入れ、悪い所を排して常に発展し続けています。
そのことは、伝えられ、守り続けてきた厳しい掟に秘密があります。
「後代に代々嫡伝、外部に漏らすことなく、密かに修行を積み、その創新と突破に努めること、更に縁のある大徳の士にあらずんば、功を伝え、秘訣を授けること固くまかりならぬと戒め、同時に門派の見を捨て、万方に親和し、長を取って短を補うべしだと諭された。秘伝を受けた者は、固く元極の戒律を守るべきで、破戒の者に対しては、その功果を追奪して破門に処すべきだと言いつけられた。」
太一道の始祖、簫抱珍(しょうほうちん)は、今でこそ神になっておられますが、肉体を持っていた開組のときには、寇謙之(こうけんし)の神や、張道陵(ちょうどうりょう)の神よりご指導を受け、太一道を起こされたのです。
(つづく)
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