恐山にて 巫女と繋がる力―4
恐山での、伊邪能真若命(いざのまわかのみこと)の神のお話しが一段落したとき、辺りを見回すと、ここ恐山の中に宿坊があり、外部からの人達も宿泊したり、ここに涌く温泉にも入れることが判りました。
私は直ぐ近くの 「しゃくなげ荘」 に宿泊したのですが、恐山の温泉としゃくなげ荘の温泉と違うのか、神様にお聞きしてみました。
恐山温泉の宿坊の中の温泉の湯質と、このシャクナゲ荘の湯質はどちらが良いのですか?
ほとんど同じような湯質です。シャクナゲ荘の湯質の方が少し硬くなっています。恐山の湯質の方が硬度的に柔らかいので、温泉として利用するのであれば、刺激がありません。硬度がより硬い方が、体験的には良いけれども、皮膚には刺激があります。どちらが、良いとも言えません。
今後、恐山に行かれる方々、参考になさって下さい。
食べ物と人の身体 保食(うけもち)の神
絶食や僻穀(へきこく)等の時に、担当としてご指導いただくのが、一般的には食べ物の神とされている保食(うけもち)の神です。食べ物に関する神が何柱(神様は、一人、二人と数えるのではなく、一柱、二柱と数えます。)もいらっしゃるので、保食の神にどう違うのかお聞きしてみました。
私は、食べ物を創ると言うことを受け持っているのではなく、食べ物が人の身体にどう作用するか、というようなことを受け持っています。
人や動物の身体にとっての「食べ物の価値」という部門を受け持ってます。
私には、このあなた方の絶食等を受け持つことが適任なのです。
また別に、食の神といわれている、宇迦の御魂の神は、
作物を作る、創らせる、拡げていく、穀類を保存して食べ物として拡げていく仕事をします。私とは、全く仕事の内容が違っています。
また同じく食の神といわれている、大宜都比売(おおげつひめ)は、
食べ物を創る者と、「食べ物」にしたてて行く中間の仕事をしていきます。
保食という字は、「食のイロハの+(神)」という意味です。「保」という字を分解すると
イ ロ ハ に + と分けられます。「+」は、神という意味です。
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