超簡単、日之本元極の指気功 (7)
③薬指
図のように薬指の先どうしをくっつけて、
「む、ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここ、たり、う」
と繰り返し唱えます。声に出して唱えても、頭の中で唱えても(黙念)構いません。
肝臓、胆管、筋肉の病気などに効果があります。また内臓脂肪減少にも効果があります。
薬指は、経絡という気の流れる道で、手のひら側は肝臓、手の甲側は胆管に繋がっています。
左右の指先をつけることで、胆管、肝臓の陰陽バランスを整えることが出来ます。
テレビを見ながらでも、電車の中等でも暇を見つけて何処でも出来ます。
癖のようにして実施してみて下さい。
↑両手の薬指をくっける。
修錬と食事―6
生野菜を、体力のないが者が食べると、消化吸収しにくいということもありますが、食品の灰汁が強く作用して、陰に傾くということが起こり、両方加算されて身体の負担が増すことになってしまいます。
生で食べても何ら、問題のない植物もありますが、生食で食べると、問題が多い野菜もあります。
それを理解し、よりよい食生活をするには、その地、その地に文化として残っている事柄を参考にすることです。一つ一つの植物について述べることは出来ません。
その時に、其所で出来る野菜は、この地での、その季節の性質を併せ持っているのですから、地産地消、四季折々の旬の野菜を食べることは、身体にとっても良いことであることは、伝えておきたいことです。
温野菜とて、すべていつでも、そうして食べれば良いわけではありません。季節に応じた、風土に根ざした旬の食物をほんの少し、身体に刺激を与える程度に、食べることがいいでしょう。食べ過ぎることの方が、害が大きいのです。
(つづく)
修錬と食事―5
温野菜などの一度熱を通したものは、細胞膜などの形質が柔らかくなっていますから、吸収しやすく身体にとって、なじみやすく消化吸収しやすい食品となります。
そのことの延長線上に、また同時に存在するのは、植物はすべて動物にとって食べにくいように「灰汁(あく)」を持ちます。最近では、品種の改善によって、ずいぶん、少なくなってきているようですが、灰汁という存在があります。その灰汁によって、身体が冷えるということが起きます。
灰汁の成分は、悪いモノばかりではありませんが、それは、刺激的で身体の陰陽のバランスを崩しやすい傾向があります。
ほとんどの生野菜は、陰に傾きやすいような灰汁を持っています。
その灰汁を熱によって処理すると、灰汁の性質が変わることがあります。温野菜となれば灰汁(あく)の性質が変わり、身体を温める「陽」の性質を持つようになる野菜もあるのです。
(つづく)