修錬と食事―8
まずいと思えるモノは、口にするな。ということですか?と、問われれば、そういう波動を感じて、まずいと思うモノを食べないという防衛的な考え方は、正しいと言えば正しいでしょう、とお答えしておきましょう。
極端な例を出します。
電子レンジで調理すると、本来持っている食物の波動は酷く荒い不快な物に変わってしまします。それが判らないでテレビなどで紹介している料理家などは、味覚音痴なのでしょう。
反対に、同じ野菜に見えても、エネルギーに富んだ場の良い土地で育った野菜などは、圧倒的な存在感を示し、美味しく戴けます。
一度、高山市新宮町で取れた野菜を食べてみて下さい。
そのことが良くお判りになりますよ。
身体に良くないといえば、食べ過ぎ、飲み過ぎは、良いということは絶対ありません。しかし、食物は適当、いい加減でなければなりません。
楽しみであり、喜びである以上、厳密にしすぎることも出来ないでしょう。
ただ、敏感に波動を感じたり、食べ物の意志を感じたり出来るようになると、少しでも非効率な食べ物を避けるように自然に身体が、防御するようになってくるのです。
修錬と食事―7
人を含めた動物には、食べれば、食べるほど消化や吸収を悪くするという性格を身体が持ちますから、消化吸収を助けるためにも小食にすることです。
最近、私は生で食べるとき、植物が、ガードしている波動を感じます。火を加えると、そのガードしている情報が除かれるので、温野菜になるとおいしく食べることができるのではないかと考えています。
「階み」の元音の授受が出来る段階になって長じてくると、だんだん植物の情報を感じてくるように変化してきたと思います。
熱を加えると、良い性質に変化して、食べることに適した食品になることもあるし、ならないこともあるでしょう。植物に応じて、性質はまちまちなので、おしなべて話してきましたが、もちろん例外もあると思います。
長(た)けた修練者には、エネルギーのない食物は、味気なく感じる物です。
エネルギーのない料理には、空虚感が漂っています。
(つづく)