注連縄(七五三縄)とは何か -8
七五三縄の約束事として、5・3・7の神がいます。七五三縄が、張り巡らされた「ところ」をまもる約束事をする神の役割があります。
別に、四至神(みやのめぐりのかみ)の存在があります。四至神(みやのめぐりのかみ)は、「場を創る」「場を守る」役割があります。また四至神は、七五三縄と共に働くこともありますし、それ以外に独自に働くこともあります。指定された場所を巡り巡って、回り回ってきれいに四隅を浄化し、四隅から憂いを処理して、祓い清めの意念をもって、働く神です。七五三縄とは、また意味が違います。ともに、活動することも充分にあります。
四至神(みやのめぐりのかみ)は、伊勢神宮の内宮、外宮共に、境内に本殿とは別にしてひっそりとお祭りされています。
注連縄(七五三縄)とは何か -7
数には、約束事が決められています。この数によって、我々人にも約束事として知らされていました。すなわち、ここは神々が占める土地であるということの約束事をです。占有する地、空間であるという意味です。しめ縄というのは、「しめる占有地」のような事柄の意味です。その中には5,3,7という約束事の言霊が秘められています。5,3,7が、「さん、ご、なな」というような縄の表し方になりました。しかし、3,5,7という縄の本数に意味はありません。神々の約束事です。神々から観ると神々は中にいますから、神々が中から観て、正面が5、左が3、右が7、縦に現すならば、5,3,7という順列です。
人からの向きとは、神々からの向きとは全く逆ですから、右の位置と左の位置はどちらでも意味がありません。神々の約束ごととして「ご、さん、なな」という数霊が存在していて、その数霊の約束事によって、神々は、土地を占有するということです。