「しんこんけん」の世の中 1
もう、おととしになりますが「新乾坤(しんけんこん)」について、書いたことがあります。
元極秘録にある、「しんけんこん」です。
元極秘録の表現の中には、漢詩の形態を取る為、韻を踏んで「新坤乾」と書かれていると解釈されている所もあります。
混沌初開法:功訣三の四行目 「一元復始新坤乾」
混沌初開法:功訣四の一行目 「四維上下一乾坤」
しかし、「一乾坤」の「乾坤」と、「新坤乾」の「坤乾 」では、意味が違います。只単に、韻を踏んでいるだけではないのです。
新しい世がきます。新しい世の中が来ます。神が采配する新しい世の中です。
それが「しんこんけん」です。
今の世から、その新しい世の中への移行のことを、「次元上昇」=「アセンション」とスピリチュアルな人々?が言っています。
新しい世は「しんこんけん」です。
「しんこんけん」の「しん」は、「新しい」、そして「真実」、新しい神の「しん」です。
新坤乾、真坤乾、神坤乾。
つづく…
注連縄(七五三縄)とは何か -10
長さ8m。左が本、右が末で一般の神社と異なる。左綯い。
しめなわとは何だろう。
「なわばり」を侵す、「なわばり」争いなどと云われるように一本の縄が境界を示し、占有のしるし、立入禁止のしるしを表す。
神代の時代、天照大神が天の岩戸からお出になった後、岩戸に縄を張り再び中に入れぬようにした。
この縄は「尻久米縄」と云われたと古事記に記され、しめなわの始まりとされている。
又しめなわには清浄・神聖な場所を区画するため引き渡される。
これが神社などに掲げられる意義である。従って神社のみならず、巨大な岩や樹木、清浄な井戸、瀧、寺院にも掲げているところもある。
正月、門松とともに戸口に注連飾りを置くのも、上述の意義より家の中に悪霊を入れず、穢れをさり無病息災・家内安全を願ってのことである。
右綯いの例 左末右本。
しめなわは注連縄、標縄、七五三縄、〆縄、などと書かれる。
私どもが神社に参拝するとき、鳥居や拝殿には注連縄が掲げられていても、注連縄にはあまり気づかないことが多い。
しかし、よく見ると細いものから出雲大社のような太い物まで、太さにはまちまちであり、太い方が右であったり左であったり、撚り方も左綯い右綯いと違いがある。
それぞれの神社の規模に見合った注連縄が飾られ、神域の森厳な雰囲気を醸し出すものである。
注連縄(七五三縄)とは何か -9
七五三縄の役割は、本来は七五三縄で囲われた場所を祓う。そこに滞在して、そこから祓うことです。七五三縄で囲われたその場が、重要な場所になります。その場所とその周囲を中にいる神々が祓うということになります。
しめ縄の意味を、今の人々は、そこから神が出ない、出られない場所というように表現していますが、そうではありません。そこを神々が占有している場所だと理解してください。
占めるという表現は、しめい、しめる、しめて、というような、神々の専用する土地であるということを示す言葉です。
上記の「しめい 」はしめて、かこう(占めて囲う)と読めば分かります。これらの言葉もすべて、漢字の熟語として捕らえると誤りが起こります。伝えたことは、すべてひらがなで読めばいいのです。
今では造られているほとんどのしめ縄が、この5・3・7の意味がわからず、只紙四手のみを垂らすに留めています。そしてその占有した土地は、「しめ縄」にて完全に囲い、年中ずっと囲っておくことが必要な訳です。正月やお祭りの時だけのものではありません。現在では本来の目的を失って、形だけのものになっていることは悲しいことです。